2011年3月27日
山野草や草花、樹木をたくさん植えて
リースを作ったり、押し花を作ったり素敵に暮らされているY様です
10年前に突然の脳梗塞で麻痺が少し残ってしまったお父さんのために
お庭のバリアフリーと生活動線の改善をお手伝いさせて頂きました。
山野草がたくさん育つお庭でしたが
シンボルのマキの木とウメを残してすっきりとリフォーム
一番の目的は、お庭のバリアフリー化と
お父さんの日課の布団干しや洗濯干しの体の負担の軽減。
今までは玄関から布団を運んで、物干し竿まで布団を持ち上げ「ヨイショ」
と干す動線。足場の悪さと、力が要ることが体への負担でした。
リビングからバリアフリーでウッドデッキを取付け、縦長にしたデッキの脇に
物干竿を置くことで、デッキの上から力を入れずに布団を干せるように。
お父さんが一番喜んでくれたのが
ウッドデッキや[
できる工夫。右の出っ張ったところは洗濯竿により近付くためのスペース。
お孫さんが思い出せるよう。
大きくなって、また見たときに、この日のことを思い出せるよう。
「命の恩人」と言い毎日リハビリを兼ねて布団や洗濯物を干してくれるお父さん。
今年の夏は、お孫さんと
土間やデッキで「プール」や「バーベキュー」をするのがとっても楽しみです。
と笑顔でお話してくれるお父さん。
10年前、お父さんが倒れた時、
お父さんは毎日険しい表情で働く仕事一筋人間で、家のことには関心を
持たず、周りを寄せ付けないほど険しい表情をされていたそうです。
今のとっても穏やかなお父さんからは全く想像がつきません。
「これからは暮らしを楽しみたい。」
「突然の脳梗塞という辛い経験があったからこそ得られた
家族の貴重な時間なのかもしれません。」
と笑顔でおっしゃっていたのがとても印象に残りました。
今回のお庭づくりを通して
色々な大事なことを教えてもらったY様御家族に心から感謝です。