2006年3月31日
16年前の春、新社会人になった私は父と同じ硝子工事の仕事に
就き、助手をしながら技術取得の日々を送っていました。
ガラスの切断もできるようになった頃、父が昔世話になっていた
エクステリア・サッシ・硝子工事などを手広くやっている社長から
声がかかり、そちらで修行することになりました。毎日、工事・
仕事の段取り・穴掘り・現場作業をたくさん経験しました。
その後、人手の足りなかった父の所を手伝うために戻ってきました。
7年間手伝った後、「エンドユーザー(一般客)向けのエクステリア
を中心としたショップを立ち上げたい」と父に打ち明け、相談後
気持ちを理解してくれ、二光を立ち上げるに至りました。
当時は、一般のお客様というよりは、大工さんや工事業者を中心
とした商売の形式だったので、父にとって私の相談は驚きだったかも
しれません。しかし私の熱意に負けて?か、応援してくれた父や母。
今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
周りの同業者や先輩たちからは批判の言葉もたくさん浴びました。
「サッシ屋がエンドユーザー向けなんて、あいつは大丈夫か??」
でも夢を信じ、突き進んできたからこそ今があるのだと思います。
今日、妻が、短大卒業後からずっと勤めていた会社を退職しました。
お世話になった社長や上司、仲間たちに別れを告げ、ちょっと
センチメンタルになっている妻を見て、不安と期待でいっぱいだった
昔の自分を思い出しました。
今の気持ちを忘れずに努力すれば、きっと大丈夫だと思います。
頑張っていこうね。